2016年6月22日水曜日

報・連・相(ほうれんそう)/狂乱のオピニオン編その1



報・連・相(ほうれんそう)/狂乱のオピニオン編その1

~報・連・相を超える野菜果物系スローガンを今こそ!~



若い頃は会社でよく「ほうれんそうほうれんそう」と言われたものである。
「ほうれんそうが出来てないからこんなことになるんだ!」とか上司から怒鳴られたこともある。最初に聞いた時は意味が分からなかった。間違えてほうれん草を買いに行ってしまった人がいるのではないか。まさかそんなことはないかな・・・。

この言葉は1982年に山種証券の山崎社長が社内で使ったのが起源で、著書がベストセラーとなり広まったものらしい。
結構若い人も当たり前に知っていると思うが、もう30年以上前の言葉なのだ。これはコミュニケーションが仕事をスムーズにし、リスクも避けられるという教訓的スローガンとして広まっているが異論も多い。敢えて報・連・相などと言わなくてもコミュニケーションの仕組みを作る事の方が重要、とか、報・連・相と言っている上司には情報は入らないもの、とか。

そうは言ってもこの報・連・相はすごい。30年以上ビジネス用語として生き延びて来ており、ビジネス社会に与えた影響も極めて大きい。しかもビジネスインフラのない時代の言葉なのだから、当時はこれが正解だったに違いないのだ。
この言葉が残って来た理由は「だじゃれ」として面白く、覚えやすいことであると思う。

会社ではスローガンというものを作ったりしている。重層的な組織で本部、支店、支社となっているような会社では、全部それぞれがスローガンを作ったりする。会社全体のスローガンと合わせ全部で4つである。
よくあるのが「5つのS」とかいうヤツだ。例えばSpeed(速さ)、Strength(強さ)、Skill(技術)、Stamina(持久力)、Spirit(精神力)。
で、「4つのF」とか。Faith(信頼)、Fun(楽しく)、Fusion(融合)、Future(未来)なんてね。
この感じで言うと「7つのR」とか「12のG」とかいうのがあってもおかしくはない。しかしこれらを全部覚えろ、という方が無理である。しかもこれらの言葉は行動にはつながりづらい。その点報・連・相は優れている。誰もがすぐに覚えられるし行動に直結している。
スローガンの基本は何と言ってもすぐに覚えられて、行動につながることであり、ともかくメンバー全員がすぐに言えることが絶対条件だ。なのでどんなに素晴らしい発想に基づいたスローガンでも、「15のK」では話にならない。

それならば、とばかりに新しい時代の野菜系報・連・相を考えてみることにした。

ブロッコリーなどはどうか。
Block(防ぐ)、Cooperation(協調)、re-construction(再構築)である。
「今年はみんなで一緒にリスクを排除して会社を作り直そう!ブロッコリー元年!」
と社長が言えばみんな納得するのでは。語感も前向きで明るい。
だが、ブロッコリーが脚光を浴びるのならアスパラガスも黙ってはいない。
「明日はパラダイス!ガスの力」
すっきりしてるがガス会社専用だな。

ブロッコリー、アスパラガスと洋野菜が続いたので、大根登場。
「大丈夫、根性だ!」
すっきりし過ぎてイマイチか。

ここで中国野菜もチンゲンサイが遂に参戦。
「沈着冷静、元気一杯、最大限!」
なかなか難しいな。

野菜ばかりに任せておけるかと果物界代表はまずマンゴー。
「満を持してゴー!」
勢いはあるものの行動にはつながりづらいかも。

次はアボカドである。
「安全第一、暴走禁止、過度の積載禁止」。
物流会社だな。「みんな!今日もアボカドで!」。覚え易くて良いぞ。

いろいろと考えてはみたものの、やはり報・連・相に優るものはない。そういう意味ではこの言葉が野菜果物界で唯一の素晴らしい語呂合わせだったことを再認識させられるのであった。山崎社長は偉大です。

しかしスローガンばかりガンガン言われる社員も大変である。社員の気持ちを代弁すると「たまねぎ」になる。

たまにはねぎらえ。仰る通りである。






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