2016年8月31日水曜日

サラリーマン4コマ漫画劇場⑪飲み過ぎ!酒は百薬の長か悪魔の水か?!





酒は百薬の長か悪魔の水か💦
飲み過ぎてグルグル廻る渋谷地獄の迷宮へ!





 営業マン生活が長かった私は、もう普通の人の一生分くらいの酒を飲んでしまったのだと思う(;'∀')。そんな私の酒にまつわるエピソードをまとめてみました(^^)/





(^.^)本日の記事の見出し



👉酒を飲み過ぎてしまったのだ!



👉酒の強い人、弱い人ってどこが違うの?!




👉酒豪について語ってみる!




👉朝会社に来ない人!




👉グルグル廻る渋谷地獄なのだ!




👉まとめ:酒は百薬の長か悪魔の水か?







👉酒を飲み過ぎてしまったのだ!


 酒は百薬の長と言われている。
 少量や適度な飲酒習慣は健康寿命を延ばすのだそうだ。

 しかし、適度でない飲酒は健康を大きく害し人を狂わせる(-_-;)


 40年近く営業マンとして生きて来た私は、平均的なアルコール摂取量を激しく超えていることは間違いない。

 逸脱している、と言っても過言ではないだろう(-_-)
 緩慢なる自殺行為と非難されても、一言もなく俯くしかないのである(/ω\)


 私は酒が比較的強い。
 しかし本当に強い人には敵わない。

 酒の強い、弱いは人がそれぞれ持っている、アルコールを分解する酵素の問題らしいのだ。






👉酒の強い人、弱い人ってどこが違うの?!





 アルコールを分解する時には、アセトアルデヒドという毒性の高い物質が生成され悪酔いなどを引き起こす。

 このアセトアルデヒドを分解する時に働く、
アセトアルデヒド脱水素酵素に活性型、低活性型、不活性型の3種類があり、その人がそのどれを持っているかでそもそも酒が強いか弱いかが決まっているのだそうだ。

 昔は無茶苦茶で、
酒は訓練だ!毎日吐くまで飲めば強くなる!と言っていた上司が山ほどいたものだが、基本的にはとんでもない間違いである(-"-)

 「基本的には」というのは、ミクロソームエタノール酸化系酵素というのが別にあり、この酵素は酒を飲み続けるとやや増え、いくらかは酒が強くなる可能性があるからだ。

 しかし、劇的に変わるものではないらしい。

 不思議なのは、
「私はまったくの下戸だったが、ものすごい酒豪になった」という人がたまにいることだ。
 
 医学的にはあり得ないことなのである(-_-)





👉酒豪について語ってみる!




 出会ったお客様で一番強かったMさんは、「いやー、私なんてたいしたことないですよ。日本酒なら2升が限界だから」と言っていたが、2升はとんでもない量である(;゚Д゚)

 しかもいくら飲んでも陽気になるだけで変わらない紳士だ。
 化け物である。
 私はどんなに必死に頑張っても、せいぜい7合位が限界ではなかろうか・・・。


 先輩のNさんも超の付く酒豪である。
 しかもどんなに飲んでも乱れない。
 柔和に笑うのみである。

 何せ若い頃、飲み会で自分だけ酔わないのが不満で、何とか酔わなくてはと、飲み会の日は昼を抜いてお腹を空かせたり、夕方その辺を歩き回って体力をすり減らす努力をしたそうである(;'∀')
 それでも全然酔わなかったらしい。


 
日本酒健康法を唱える大吟醸しか飲まないKさん曰く、「一番良い米をさらに削り、一番良い水で仕込むのだから、身体に悪いはずがない。大吟醸は究極の健康飲料!」。
 そう言いつつ冷酒をガンガン飲みまくる。

 なるほどその通り、と納得したが、よく考えるとどんなに良い酒でもアルコールを分解できない位飲めば肝臓を害すのであろう(-_-;)

 それでもKさんの立派なところは、チェーサーと称し水をたくさん飲むことだ。
 飲んだ冷酒と同量の水は必ず飲むのだそうだ。
 これは出来そうでなかなか出来ない。

 水より酒の方が美味しいので、並べて置いてあればどうしても酒に手が伸びるからである💦




👉朝会社に来ない人!





 昔は前夜に飲み過ぎて遅刻してくる人が結構いたものである。
 今はそんな不心得な人は激減したのではないだろうか。

 夜の12時過ぎに東京駅で別れた横浜方面の先輩が、朝会社に来ないということがあった。

 その先輩から会社に電話がかかって来た。
 何だか言いにくそうにもごもご言っている。
「今どこですか?」と訊いたら、
「大垣・・・」
 お、大垣ぃぃぃ?!
 岐阜の大垣ですかぁ?!

 そうなのだ。
 東海道線にはかつて各駅停車大垣行というのがあって、それに飛び乗ってべろんべろんに酔って寝込んでしまい、気が付いたら朝で大垣駅だったという人が何人もいたのである。

 まったく悲惨な話だが、結構武勇伝的に許される時代でもあった(;'∀')







👉グルグル廻る渋谷地獄なのだ!



 私はそこまではないが「山手線渋谷地獄事件」というのがあった。

 まだ20代の若い頃の話だが、会社の創立記念日で午後半休だった日の昼に、先輩たちと日本酒をしこたま飲んだ。

 3時頃に家に帰ろうと渋谷から山手線に乗って高田馬場に向かった。 

 当時の日本酒は質が悪かった。

 今は「米を削る」のだが、昔は米に何か良からぬものを足していたのでは、と思うくらい悪酔いし、よくぐでんぐでんになった。

 その日もふらふらになり山手線で席に座り、当然の如く寝てしまった。

 目を覚ましたら
渋谷である。
 乗り越して一周廻ってしまったのだ💦

 しまった!と虚ろな脳みそが考える。
 そして意識を失った。

 また起きたら渋谷である(*_*)
 えー?!と思いまた寝てしまう。
 
 ところが次に起きたらまた渋谷なのである(/ω\)

 グルグル廻る渋谷地獄だ。


 頭が狂ったのかと思った。
 混濁した頭で「あー、俺は一生この渋谷地獄から抜け出せないのでは」と本気で思った。

 しかし結局5周して何とか高田馬場で降りることに成功した。
 渋谷地獄の迷宮から何とか脱出できたのである💦

 時計を見たら夜8時過ぎ。
 何と5時間山手線に乗っていたのである。

 山手線一周は63分だそうだ。
 なるほど。
 ぴったりである(;'∀')








👉まとめ:酒は百薬の長か悪魔の水か?!



 酒は百薬の長と言う。
 テレビで百歳を超える長寿のおじいさんが、「毎日の晩酌が長生きの秘訣」などと言っていたりする。

 一方酒の飲みすぎで寿命を縮める人も多い。

 結局は体質と酒量のバランスの問題であろう。
 自分のアセトアルデヒド分解酵素の型を認識し、それに見合う酒量に抑えるのが賢明な飲み方と言えるのだ。





 しかしなぁ、そうは言っても飲み始めると勢い付くんだよね。
 二合までとか言われてもさぁ、そんな飲み方してたら全然楽しくないもんね・・・( `ー´)ノ


 んんん~・・・、やっぱり私の場合は悪魔の水と思っておいた方が間違いないか💦






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2016年8月29日月曜日

TOEIC/動乱のエピソード編その5


TOEIC
~英語は度胸だ!~


英会話はビジネスマンに必須の時代となった。企業のグローバル化が進み海外でのビジネスが拡大している。人件費や原材料、設備費等のコスト低減のために先を競ってメーカーが海外に拠点を移す時代を経て、現在では大型M&Aが新聞紙上を賑わす時代となった。日本のマーケットは少子高齢化が進む途上にあり、日本企業が生き残って行くためには、海外での収益を拡大するビジネスモデルへの転換が必要である。日本のビジネスマンが海外にどんどん出て行き稼いで行くしか、各企業が勝ち残るビジョンが描けないのである。
この問題にはIR等の株主対策の要因も関連しているかもしれない。企業が中期計画等を策定する場合に株主やアナリストの目を意識せざるを得なくなって来ている。未来にビジョンが描けない経営者に対する市場の目は厳しさを増しているのだ。

そんな訳で、社員の英語力向上のためにTOEICの点数を昇進などの基準に入れる企業が増えて来ている。700点~800点くらいが多いようだ。

私の若い頃は周りのほとんどの人が英会話ができなかった。昔私の父が「アメリカに行けば犬だって英語を喋る」というジョークをしきりに言っていたが、確かにまったく出来なかった人も海外駐在員で赴任してから、何とか喋れるようになって帰って来る、そんな時代もあった。私は海外志向も薄く機会がなかったが、会社の先輩に印象的な海外駐在員帰りの対照的な二人がいた。

一人はネイティブ顔負けの発音で完璧な英語を喋る人。もう一人は酷いブロークンで単語を並べるだけの人。憧れたのは勿論前者の先輩だったが、しかしこのブロークンの先輩がまたすごかった。ヒドイ発音であるのも拘わらず、周囲を全然気にせず平気で外人と和気藹藹と歓談し、まったく問題なく通じる。単語を言って語尾を上げ下げするだけ、とか、更にヒドい時は「ね!」とか「かな?」とかを単語の後に加えたりしてもう無茶苦茶なのである。これはカルチャーショックであった(ー_ー)何だ、こんなんで良かったんだ!と思い気が楽になった(^_^;)「英語は度胸!」そんなイメージを持った。
そんなまだ30代前半の頃に、私は外資系のお客様を担当しておりトップはイギリス人であった。大変素晴らしい人物なのだが、日本語は「ありがとう」と「お水ください」しか知らなかった。
その社長を車で迎えに行きゴルフに行く機会があった。英語は度胸、と割り切っていたので、車中で英語で様々な話をした。社長も私の拙い英語力を理解していただいており、ゆっくり話してくださるのでだいたいはヒアリングもでき、楽しい会話が弾んだ。しかし、〇〇の件について君はどう思う?と訊かれてはたと困った。自分の意見を言うべき正しい単語を思い出せないのである。致し方なく知っている単語で答えた。つまり、知っている単語に合わせ自分の考えとは違う考え方を言ってしまった、ということだ。情けない話である。その時の社長の意外そうな顔が忘れられない。そりぁそうだろう。私も意外なのだから・・・(=_=)

5年ほど前に部下のOさんと出張でポーランドに行く機会があった。Oさんは英語が大の苦手であった。外国人に話しかけられるとパニックになり何でも「Yes、OK!Yes、OK!」と言ってその場を逃れようとするのだ。

ヒースロー空港から乗ったワルシャワ航空の機内で食事が出た。女性のCAがメインディッシュについて「Beef or Chicken?」と訊いて廻っていた。私の後ろがOさんだったが、Oさんは完全にパニックになっていて、「Beef or Chicken?」に対して「Yes、OK!Yes、OK!」。困ったCAの「Beef?」に対してOさん「Yes、OK!Yes、OK!」、「Chicken?」に対しても「Yes、OK!Yes、OK!」。

Oh・・・と言いながらそのCAは諦めて離れて行った。両方持って来るのかしらと思っていたが、結局持って来たのはChickenだけだった。どうせこの人は訊いた内容も分からないだろうからどうでもいいや、と思ったに違いない。
英語は度胸!というのは真理だと確信しているが、Yes OKしか言わないのではさすがにどうにもならないな(*´Д`)



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2016年8月26日金曜日

遅刻/動乱のエピソード編その4



遅刻
~永遠の真理。会社には這ってでも行け!~


二十代はバブルの時期でもあり活気もあったが、夜中まで仕事をするのが当たり前の時代でもあった。夜の11時くらいまで仕事をして、それからみんなで飲みに行って、さらにカラオケスナックへ行って終電かタクシーで帰る、などということも本当に多かった。当然寝るのは2時か3時である。すると起きるのも遅くなるし、二度寝して起きた瞬間に遅刻確定、などという大惨事も起きてしまうのだった。それに若い頃はよく眠れる。 

学生の頃の話だが、徹夜マージャン明けで夕方の4時に寝た。起きたら目覚ましは5時だった。13時間も寝たのか、と思ったがどうも様子が変だ。夕方のようなのだ。1時間にしては随分寝た感じだなぁ、と思いテレビを付けニュースを観たら、何と曜日が変わっていた。25時間寝たのである(@_@)

もっとひどい話もある。新入社員の頃に昼食後、車で営業に出た。前日が飲み過ぎで疲れており何だかひどく眠くなった。このままだと運転に支障がある。15分位横になろう、とシートを倒し吸い込まれるように寝た。目を覚まして驚愕した。何と真っ暗だったのである。時計を見たら夜の7時だった。6時間近く昼寝してしまったのだ( ゚Д゚)
焦って会社に戻ったが上司には何も言われなかった。まだのんびりしている時代で、行動予定も厳格ではなく、携帯もポケベルもない頃だったので助かった。

課長時代に夜のお客様との付き合いがハードな部署にいて、一週間で10時間しか寝なかったことがある。2時、3時、4時まで酒を飲んでいて、家に帰って2時間ばかり寝てまた出社するのだ。その間に寝ずにゴルフにも行っていた。金曜日のランチをお客様と食べていて、食べながら突然寝てしまいお客様に呆れられた。そりゃそうだろう。何の前触れもなく、瞬間的に熟睡したのだから(^^;)
そんな状態が続いても何とかなったのは若かったせいだろう。週末に死んだように寝て、平日の分を取り戻せていたのだ。

ともかく遅刻の最大の要因は寝坊であるが、部長になってから何度も繰り返し見た恐ろしい夢がある。全国の営業責任者が一堂に会する大きな会議に遅刻する夢である。
300人くらいの会議で、社長がマイクで訓示をしている最中にこそこそドアを開け入って行くと、目ざとく見つかってしまい「何だ、君は!」と社長に怒鳴られるのだ。必ずこの怒鳴られるところで目を覚まし、汗をびっしょりかきながら、あー、良かった夢だった、と心からホッとするのである。これがまたものすごい安堵感なのだ。
何だか恥ずかしい夢だなぁ、俺って気が小さいのかなぁ、と思って同僚、先輩に話してみたら、みんな結構似たような夢を見ていた。また、日曜日に会議があったことがあり、金曜日の夜一旦寝てから夜中に目を覚まし、(あれ?まさか会議は土曜日じゃなかったよな)と突然不安になり、起き出して資料を確認し、(あー、やっぱり会議は日曜日だった。良かった)とまた寝たこともある。それも複数の人が経験していた。それほど大きな会議に出席する時の遅刻への恐怖心は大きいのである。気が小さいのは私だけではないのだ(^^;)

新入社員の時に先輩から一番最初に言われたのは、「会社には絶対遅刻するな。何があろうと這ってでも行け」ということだった。この「這ってでも行け」というのは深く心に残った。本当に這って行ったことはないが、それに近いことは何度もあった。
強烈な二日酔いで電車の中で気持ちが悪くなり、一駅ごとに降りて休んでからまた乗って、必死の思いで出勤したこともある。その日は会社に着いたものの全くどうすることも出来ず、午前中は会議室の机の上で仰向けに寝ていた。まるで死体である。

何があろうとともかく時間までに会社に行く、というのは終身雇用時代のサラリーマンの心得だろうが、結局精神は今でも何ら変わらないのだと思う。



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2016年8月25日木曜日

今月の一本(DVD)「セッション」/映画・DVDその2

~ラストの怒涛の展開に括目せよ!~


 今月の一本(DVD)は「セッション」です。


 2014年のアメリカ映画ですが、87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、助演男優賞、編集賞、録音賞の3部門を受賞した話題作です。

 私が音楽を演っていることもあって、目に留まったのでレンタルしてみました(^o^)

 物語はこんな感じ。

 音楽学校にドラムで入学した19歳の青年ニーマンは、学内でもトップの指揮者だったフレッチャーの目に留まりジャズバンドに加入するが、フレッチャーの異常とも言えるシゴキに人間性が大きく変貌して行く。事件があり退学となったニーマンは、同様に職を追われたフレッチャーと偶然再会し、誘われるがままにフレッチャーが指揮をするプロのジャズバンドが出演するフェスティバルに参加することになった。
 しかしそこからまったく予想もしない展開になって・・・。

 と、こんな素晴らしい作品をこんな短い行数で説明していいのだろうか(^_^;)

 いやー、しかしすごいラストの緊迫感。息が詰まります。
 鼓動が早くなり口の中が乾きますね。音楽はホントに素晴らしい。血沸き肉躍るって感じになりますね(@_@)
 そしてラストのどんでん返し的なこの気持ちよさ(^-^)

 やっぱ俳優陣が素敵。特にフレッチャーを演じた助演男優賞のJ・K・シモンズの好演は光ります。壮絶な意志の力を感じさせる役で、すごい存在感でしたね。指導がものすごく厳しく、口汚く罵り暴力に訴えるようなこともあるような最悪のリーダーでしたが、本当は純粋にジャズを愛するだけの一途な男というような設定でした。

 主演のマイルズ・テラーは必死に練習して作中で自分でドラム叩いてるんだって。素晴らしいですね。考えられないような凄まじいプレーを披露してくれました(^^♪

 内気な感じの好青年だったニーマンが、どんどん狂気を孕み変貌して行く姿、そして退学後元に戻るところ、そんな様々なニーマンの変化に常に寄り添う父親像。恋人との関係など・・・。そんな人間ドラマも胸を打ちます(._.)

 しかし、この映画の良さを一言で言うなら「逆襲」でしょうか。
 誰もが負けたと思う局面でも絶対に最後まで諦めないで、覚悟を決めて噛み返すというようなところに、サラリーマンにも通ずる痛快さがあります(^o^)/
 今月の一冊「ちょっと今から仕事やめてくる」にも似たテイストがあるんだよね(^_^;)

 映画が終わるといつも思うのは(この後はどうなるんだろう)ということ。
 勿論ここで完結しているのでどうにもなりませんが(^^;)
 でも、パラレルワールドみたいなのがあって、ニーマンはこの映画が終わった後もどこかできっとドラム叩いてるはず、とか考えてしまうんですよね。ニーマンにはいつか世界的なプレーヤーになって欲しいな、なんて。だってニーマン良いヤツだからね(^-^)

 皆さんもご覧になれば私と同じ感慨を抱くはず。絶対おススメの一本です!


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2016年8月24日水曜日

ダイエット/動乱のエピソード編その3


ダイエット
~私は朝食の楽しみを捨てた男だ!~



私の身長は178cmである。体重は74~75kgくらいだ。中学三年の時の体重は62kgと記憶している。高校3年で68kg。大学を出て会社に入った時が72kg。だからベスト体重はというと、この72kgくらいなのではなかろうか。

かなり太った時期もある。部長になって以降太り出し、大阪にいた頃に遂に80kgを超えた(/ω\)
私は80kgを超えるくらいなら死んだ方がまし、などと公言していたのでかなり焦った。当然のことながら周囲にはその事実は伏せつつ、ダイエットに取り組んだ。なるべく食事は制限し週末は運動することを心掛けた。その努力もあり体重は78kgになった。しかし、ここからが減らなかった。スポーツクラブにも通ったし、食事も意識して減らした。様々な手段を講じたが、77~78kgを行ったり来たりするばかり。水を飲んでも太る、という感じで、努力は水泡に帰すのであった。
勿論営業職で夜の会食などが多かったせいもある。自分の思うようには食事をコントロールできない環境だったのだ。

本社に来て営業企画部長になった。初めての内勤である。それまではずっと営業職で外回りが多かったが、この仕事は基本的にはずっと会社にいるのだった。運動不足にもなるが、夜の会食はほとんどなくなった。
その頃バナナダイエットが流行した。正確に言うなら「朝バナナダイエット法」である。

2008年9月にテレビの番組で紹介されたことで火が付き、2か月位バナナが品薄になり、時にはスーパーのバナナコーナーが空っぽという、見たこともない恐ろしい光景を目の当たりにする事態となった。私もその時に始めた一人である。すぐに廃れ、今はあまりやっている人は聞かないが、私はしつこく続けている。
 さらに4年前からは、お客様に教わりヨーグルトに黒ゴマきな粉をかけたものを一緒に食べている。黒ゴマきな粉ヨーグルト健康法である。お客様曰く肝臓の数値が劇的に改善するとのことである。

しかしこれだけ長く続けていると体質が変わったのを感じる。
本社の企画部門を4年やってからまた営業に戻ったのだが、その後の3年間は酒席の嵐であった。週に4回くらいはヘビーな宴席に出動していたのである。しかし深酒してもお腹を壊さないし、一週間びっちり会食が続いてめちゃめちゃカロリー過多になってもそんなに太らない。食べても太りづらい体質に変わって来たということか。何事も継続することが大事なのであろう。
でも、この素晴らしいバナナダイエットが続かない人が多いのはよく分かる。朝食が楽しくないのだ。今日は何を食べようか、というようなワクワク感がない。毎日全く同じ味である。しかも食事時間は1~2分程度。新聞は1面しか見ないうちに終わる。つまらないのだ。

かつて人気のあったオランダの格闘家でサイボーグと呼ばれていた選手がいた。身体に贅肉が一切ないのである。インタビュー記事を読んだが、その身体を創るために食事は茹でたジャガイモと味のないパスタだけにしている、と語っており衝撃を受けた。仕事のために食欲を犠牲にしているのである。まったくレベルは違えども、私の朝食もこれに少し近い話ではある。私も体重維持のために朝食の楽しみを捨てた男だ。こう書くとちょっとストイックな良い感じだが、本当の姿は勿論そうでもない。昼は普通にいろいろ食べるし、夜は時相変わらず時折暴飲暴食している。

しかしである。先日遂に体重が72.9kgとなった。遂にゴールが見えたのだ。これは自分的には驚異である。絶対に登頂し得ないと思っていた頂に手をかけた心境である。61歳にして、22歳の入社時体重に戻す、というすごい夢に王手をかけたのだ。

小太りが長生きとも聞くが構いはしない。178cmのBMI理想体重は69.6kgである。私は元々小太りなのだ(^^;)



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2016年8月23日火曜日

ちょっと今から仕事やめてくる/北川恵海:ネタバレなしのレビュー!/サラリーマンブックガイド



~若手ビジネスマンの勇気になる本~


 TSUTAYAの上半期ランキングの6位になっていたので買ってみました。





 背表紙に書いてあるあらすじは以下。

 ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。何故赤の他人をここまで?気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだったー。スカっとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作。サブタイトルは「この優しい物語をすべての働く人たちに」。

 何か一般小説的な感じの話だけど、電撃小説大賞関連受賞作なのね。電撃小説大賞って、てっきりラノベみたいな作品ばっかかと思ってた(*_*)認識不足でしたね・・・。

 何だかどんどん読めるなぁ・・・。
 隆が仕事で追い詰められてく姿は昔のこと思い出して結構胸が詰まります(+_+)
 上司の部長ってのがひどい野郎で、読んでると段々腹が立って来る。また先輩の五十嵐ってのも何だかひどいね。
 身につまされますね。昔の自分のことを思い出す。苦しかった頃のことをね。

 私も若い頃は、毎晩11時、12時まで仕事してた時期が結構長かったもんね。あの頃は苦しかったなぁ。主人公も営業マンだから、何となく感情移入してしまいますね。
 結局仕事は人間関係なんだよね。仕事自体じゃなくて、助けてくれる人や心配してくれる人がいれば乗り切れるものなんだよね。そんな突っ込みを頭の中で入れながら読み進む。

 この「ヤマモト」って謎だよね。一体誰なんだろう・・・。
 この「ヤマモト謎」で引っ張る話ですね(@_@)
 ???を抱えながら読んで行くと、最後にすべての謎が解けて・・・。

 でも、この部長はちょっと悪役過ぎるし、五十嵐先輩の行為も乱暴すぎてリアリティは薄い(^_^;)
 エピソードも雑だしトリックもちょっと強引。粗削りと言うかディテールが弱いなぁ。
 それでもこの物語がガツンと胸を打つのは一体何故だろう・・・。

 やっぱり作者の温かい視線かしら。作者が、隆=苦しんでるビジネスマンに対して、「大丈夫だよ、会社なんて人生のすべてなんかじゃ全然ないんだよ。ご両親とかみんな心配してくれてるんだよ。立ち止まって思い出してみて!」と語り掛けているところなんじゃないかな。
 いっぱいいっぱいになると、誰だって隆みたいな気持ちになることあるもんね。会社を辞めるより死ぬ方が簡単、なんて思いがちだよね、ホントに。
 でも、そうじゃないよね。生きるってそんなんじゃないよね。人生ってもっと選択肢たくさんあるよね。気持ちさえ負けなければ何度でもやり直せるんだよ。だからもう一度考え直してみようよ、って読みながら私もついつい思ってしまいました。
作者の狙い通りかしらね(^_^;)
それでも全然いいですよ。
だって、サラリーマン総研も同じビジョンですから(^^)/


 読後感も爽やか。頑張っているサラリーマンの皆さんにおススメの作品ですね(^-^)



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2016年8月22日月曜日

訓示/動乱のエピソード編その2



訓示
~世界に誇る日本の頷き王語る!~



仕事柄訓示というのを何度もした。人前で話すのは難しい。特に演台などに立ち、所謂「高い席」から話していると、相手がよく見えるものである。頬杖をついてるヤツがいると、何故かムカつく。欧米では足を組むのはセーフである。よくオバマ大統領が足を組んで首脳会談などをしている写真を目にする。しかし、日本のビジネス界の社内会議等ではアウトだろう。腕を組むのもアウト、という説まであるのだ。理由は、腕を組むのは対立的な心理の顕れだから、だそうである。こうなると、聴いている方の姿勢はかなり制約される。メモを取るか、膝の上に両手を置くしかないのである。これは日本人的なのかもしれない。目上の者の話は姿勢を正して聴くという、礼節的なことなのであろう。

昔若い頃にうるさい上司に、会議中に「なんで腕なんか組んでるんだ!」と怒鳴られたことがある。その時は、うるせえなぁ、何言ってんだよ、と思ったが、演台で腕を組んでるヤツを見つけると確かに感じが悪いのである。おー、何と人は立場で変わるのか(^^;)

感じが良いのは頷く人である。話のポイントポイントで頷いてもらうと、何か応援してもらっているようで自信が湧いてくる。同意し、理解いただいている手応えを感じ嬉しくなる。やっぱ俺が言ってるのは正しいんだな、と思うのだ。

かつて部下だったK君は絶妙に頷く。強弱をつけ、小刻みに何度も頷いたり大きくゆっくり頷いたりする。タイミングも素晴らしい。つまり、私がここで頷いて欲しい、と思う所で、的確にかつ抑揚をつけて最高の頷きを見せるのである。K君がいると本当に話しやすく、満足を得られる話ができるのであった。
ところがである。K君は私の話を一向に実践しようとしないのだ。あんなに同意してくれた一番の理解者であるはずのK君が、何故私が話したことを実践してくれないのか。私はK君を呼んで訊いてみたのである。K君は最初何を言われているのか分からず、はぁ?!何でしたっけ?みたいな感じであった。
「ほら、こなんだの会議の時に私がこうしよう、と言ったら、K君は大きく頷いてくれてたじゃない」と言うと、しばしの沈黙の後に彼はこう言ったのである。
「あー、あれですか。あれはただの癖です」
 く、く、癖ぇぇぇぇぇ?!まさに衝撃の告白であった。確かに頷くのがただの癖であれば、実践するはずもないのである。
 K君曰く、自分は人の話を聴いていると何となく相手の目を見ながら頷くようになって、そしてそれが癖になってしまったのだが、続けているうちにどんなタイミングでどのように頷くと話している人が気持ち良く話せるかが理解出来て来て、どんどん頷きのレベルが上がって、今や自分でもものすごく高度な領域まで到達しているのが分かる、とのことであった。だから、基本的に人の話はあまり聞いていないのだそうだ。 
 愕然とした。訓示や会議でのスピーチは当然行動の変革を求めていることが多い。私が気持ち良く話すために会議を開催している訳ではないのである。しかし、K君はスピーカーに気持ち良く話させるためだけに会議に出席しているのだ。そして「世界に誇る日本の頷き王」的に頷きまくり、頷き界最高峰に君臨していると思われる程に頷きの技術を極めているのである。

屈託のないK君はにっこり笑い「だけど福田さん、気持ち良く話せたでしょ」と言った。私は深いため息とともに力なく頷くしかなかった。
そして驚くべきことにその後のサラリーマン人生の中で3人の人が、ただの癖です、と答えたのである。3人ともかなり高いレベルで頷いていたため、まさかと思いながらも念のために確認した結果であった。

以来、私は上手く頷く人はあまり信用していない。美貌のホステスに裏切られた心境にやや近いのかもしれないな。



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2016年8月18日木曜日

今月の一杯(ラーメン)「伊藤/銀座」/飲食店その1

~煮干し系を語るならまずこの店へ!~
 
 10年前、私は仕事の関係で福岡在住だった。東京に人事異動が発令された時、内心(イヤだなぁ・・・)と思った。その理由の一つが食べ物。福岡は安くて美味しいもんね(^-^)
 でも、東京に戻って来てみると一つだけ、おおおおお!と思った食べ物があったのだ。それがラーメン(^-^)
 東京にずっとお住まいの方は気づかないと思うが、東京のラーメン文化は進化と発展性がものすごい!
 更に今、ラーメンは世界に進出している。クールジャパンの重要なアイテムになりつつあるのだ。そして遂にミシュラン店も登場して来ているのである(^o^)

 さて、2016年のミシュランガイドに掲載されているラーメン店は28店ある。このうち「星」があるのは1店のみ。残り27店はビブグルマンという「3,500円以下で料理が楽しめるおススメの店」という基準で選ばれている。

 この中から今回は銀座の「伊藤」さんにお伺いしてみた。
それではレポートスタート(^o^)/ 

 「伊藤」と言えば、東京のラーメンマニアで知らない人はいないと言うくらいの有名店だ。
 赤羽に店を構え徐々にファンを増やしていたが、その後東銀座にも展開し更に知名度を大きく上げた。元々の味は秋田にある店主の叔父の店のものらしい。
 今や東京を代表する煮干し系の雄である。

 晴天の木曜日。今日もめっちゃ暑い・・・💦
 並ぶのはイヤだなぁと思いつつ、平日だから大丈夫かもと、1115分くらいにお伺いしてみた。東銀座駅からはほんの3分ほど。こんな渋い看板が。

 階段をトントン降りてB1へ。
 先客は4人。狭い店なので休日は大変な行列であろう。
 券売機で肉そば中850円を発注。麺の量は小140g、中210g、大280gとのこと。
 この店の「中華そば」は具がねぎのみである( ゚Д゚)メンマものりもない。
 ラーメンは麺とスープだ!麺とスープが美味かったらそれで充分だろ!どうだ!文句あっか?!という強烈な自己主張である。
 なかなかそんな店は存在しない。すごい自信なのだ。
 肉そばは肉厚のチャーシューが4枚入っている。私は具がないと寂しい派なので迷わず肉そばを選択した(^^;

 5分ほどで着丼。

 おー、貫禄があるなぁ。黄金色のスープに盛り上がるような麺が神々しい(^-^)
 更に分厚いチャーシューが好きなタイプだ。

 スープを啜ると煮干しの旨みがガツンと来る。煮干し主張の非常に強いスープである。荒々しさと洗練のバランスを絶妙に取ったスープで、うむむむむと唸る。苦味やエグミは敢えてやや残し、しかもそれが旨みの中で昇華している。それが洗練の正体なのだ。ギリギリの魔法だ。

 麺を口に運ぶ。

 固ゆでの中細ストレート麺は、あまり経験したことのないパツパツ感がある。
 最近人気のラーメン店の麺は割とパツパツした食感が多いのだが、この店のはパツパツの極致だ。
   特製の超低加水自家製麺とのこと。
 なるほどと思ったのはスープとのバランスである。
 このスープにはやっぱこの麺はジャストフィットだな(^-^)

 更にチャーシュー。


 これは美味い!私は肉厚な豚バラチャーシュー的なのが好みだが、これは正にど真ん中!
 そして麺、スープにぴったり!いやはや参った。

 評判以上の店である。煮干し系を語るならここは絶対外せない。

 満足してそのブロックをぐるっと回ったら、何とここは銀座のラーメン黄金地帯( ゚Д゚)

 九代目けいすけ、九州じゃんがららあめん、東京油組総本店、そしてむぎとオリーブ。ひしめき合っているではないか。
 特にむぎとオリーブは伊藤と並ぶビブグルマン掲載店なのだ。

 何だかすごい場所が出来たんだなぁ。
 やっぱ東京のラーメン文化すげぇ!と感嘆しつつ帰路についたのであった(^o^)/



住所:中央区銀座6-12-2東京銀座ビルディングB1
経路:地下鉄東銀座駅徒歩3分
営業時間:11:00~23:00(月~金)、11:00~20:00(土日祝)
休日:無休
席数:13


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2016年8月17日水曜日

プレゼント/怒涛のビジネススキル編その14



プレゼント
~プレゼントは探す時間と一緒にあげるものだ!~


人に物をあげるのは難しい。会食時の手土産でも、お客様に本当に喜んでいただく為には相当考える必要がある。

ある時、お客様とのゴルフ会があって手土産をどうしようかと悩んだ。なかなか決まらず結局果物にしようと考えた。手土産の基本は悩んだら果物なのである。千疋屋で買おうかとも思ったが、茨城のゴルフ場だったので現地で梨を買おうとゴルフ場に電話してみた。手土産に適した梨は置いていますか、と尋ねたら、梨は置いているが見栄えがあまり良くないので止めといた方がいい、と言われちょっと面食らった。誠実と言えば誠実だが、このような対応はまずない。仕方なく、悩みながら更にお客様の情報を取ったら小さいお子様がいらっしゃることが分かり、最終的にフレーバーのシフォンケーキにした。

ゴルフが終わり玄関でお見送りしようと待っていると、お客様の車が来て中からお客様の奥様と息子さんが現れた。お聞きしていなかったので驚いたが、もっと驚いたことがある。お二人はお客様がゴルフをしている間、梨狩りをして待っていたと言うではないか。心からぞっとした。梨狩りをした人に梨のお土産はないよね。ゴルフ場に電話した時、大丈夫ですよ、と言われたら100%梨にしていたのである。お客様をお送りした後に、深々と売店方向に向かってお辞儀をした。本当に助かったと、心から感謝したのである。

誰かに物をあげる、というのはこのように本当に難しい。しかし、日常的に使うものをもらうと、使う度にくださった方を思い出すものである。筆記具や名刺入れ、携帯用ネクタイケースや携帯用靴べらなどは転勤の際にいただいて大変重宝しているが、やはり思い出と一緒に使っている。
だから何か人にものを差し上げる場合は、もっともっとしっかりリサーチして喜んでいただけるものを探すべきなのだと思う。「プレゼントは、探す時間と一緒にあげるもの」という言葉があるが、まさにその通りだと感じる。

犬好きのお客様がいて、犬にちなんだお菓子がないか探したことがある。ネットでさんざん探し回り、栃木の「もめん弥」というお菓子屋さんを見つけ、そこで製造している「ぼくポチ」という饅頭がとても愛らしく素敵だったので注文した。これは本当に自信作だったので、会食を楽しみに会場に行った。会食の終盤に犬の話題を振ってみて愕然とした。愛犬はしばらく前に亡くなり、奥様がペットロス症候群で大変なことになっている、というではないか。お詫びしながら止む無くお渡ししたが、リサーチ不足だったと大いに反省した。

数年前に会社で手土産選手権というのを開催してみた。4つの営業部を担当していたので、それぞれに推薦するお菓子を2種類持ち寄り、私も買い求めて審査会を行った。そして都合10種類のお菓子に順位を付けた。結局優勝したのは「日本橋錦豊琳のかりんとう」であった。これはコーヒー、黒こしょう、胡麻など様々な味の創作かりんとうで、私の会社が日本橋にあったという地の利もあり高得点だった。

その後この商品をしばらく手土産に使わせてもらったが、商品そのものと同様に好評だったのは、「手土産選手権優勝の商品」というストーリーであった。お渡しする前にご説明すると、お客様に喜んでいただくために努力している、ということを感じていただけたのである。

やはりプレゼントは、探す時間と一緒にあげるものなのかな。

※怒涛のビジネススキル編は以上となります。19日(金)からは「動乱のエピソード編」が連載開始となります。どうぞお楽しみに!


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2016年8月9日火曜日

今月の一本(映画/公開中)「シン・ゴジラ」/映画・DVDその1

 ~まったく新しいゴジラに驚愕( ゚Д゚)~

 私はゴジラファンではない。ゴジラシリーズを劇場で観たのは、もしかしたら「三大怪獣地球最大の決戦」以来かも知れない。

 この作品は実に凄かった。何せゴジラとモスラとラドンが、地球の平和を守るために宇宙怪獣キングギドラと戦うのである。

 キングギドラは、竜のような長い首が3つもある、恐竜みたいな恐ろしい姿をした怪獣だ。しかも、ゴジラは悪いヤツだと思っていたら何と正義の味方だったのである。これには興奮した。手に汗握った💦

 しかしこの時私はまだ9歳だった(^_^;)1964年のことである。



 以降では、海外ものをビデオかDVDで観たようにも思うが、あまりゴジラに対して熱心だったとは言えない。それがどうして61歳にもなった今、私はゴジラを観に行くのか。

 それは異常に評判が良かったからである。ネットが熱いのだ。盛り上がりが半端ではない。一体これはどうしたことか。

 真偽を確かめるべく私は劇場に赴いたのであった(^^)/



 拙いレポートではあるが一応は書くのだからと、パンフレットでも買おうかと思ったら売り切れである。チラシすらない( Д)






  この劇場はシネコンであり15本も上映しており同数のパンフレットがあるのだが、シン・ゴジラだけ×が付いているのだ((+_+))
 うーむと唸る。やっぱり人気なんだなぁ。

 ともかく先入観なしに観てみることにした。

 で、観た。2時間の上映時間。
 終わってちょっとぼーっとした。圧倒的である。
 怪獣映画としてではない。人間ドラマに圧倒されたのだ。 
 この作品ではゴジラはモスラともラドンともキングギドラとも戦わない。従来型の大暴れをするわけではないのである。アクションシーンもさほど多くはない。それなのにこの息が詰まるような、正に手に汗握るような緊迫感は一体何だろう。 

 一つはリアリティだ。ゴジラには勿論リアリティはないが、人間ドラマとしてのリアリティが凄まじいのである。
 政府の対応や自衛隊、米国、国連など有事の際に世界がどう動くのかが、現実のシュミレーションのようにリアルに描かれているのだ。
 震災や放射能、核兵器など、現実世界の問題点を浮き彫りにして、それに対して人間が知力を尽くし、命を懸けて、互いに協力し合い解決に向かって戦う姿が胸を打つのだろう。 

 総監督・脚本は「エヴァンゲリオン」の庵野秀明、監督・特技監督は「進撃の巨人」の樋口真嗣という話題の二人を起用しており、その辺の拘りや一種のオマージュも人気の大きな一つの要因だろうと思う。 
 ゴジラが暴れる東京の引きの映像や、エヴァで使ったBGM、効果音など、エヴァファンがうっとりしてしまうような素敵な仕掛けも満載なのである。それでいてゴジラシリーズ伝統のゴジラの鳴き声や音声などもきっちり使っている。基本を押さえて進化させているのである。
 クールジャパンだな、これもまた。アニメの技法を取り入れてCGを使って実写した、みたいな感じか。
 ははぁ、なるほど。エヴァファンが多いから、それでパンフが即売り切れなんでしょうかね、きっと。観客も、何だか子供少ないもんね。

 ゴジラに対する自衛隊、米軍の攻撃シーンにもシビれたが、電車を使った作戦やビルを使った攻撃には更に驚いた(ネタバレになるので詳しくは書きませんが(^^;
 単なるリアリティの追求だけではなく新しく斬新なアイデアも満載なので、この辺が支持される理由でもあるのだろう。

 また、ゴジラの中に入っているのが狂言師の野村萬斎というのも話題になった。正確に言うと入っているわけではなく、モーションキャプチャーを付けて動いて、その動きをCGで再現しているということらしいが、これもまたなかなか素敵なクールジャパンのアイデアだ。
 俳優陣も手堅く上手いし、ほぼ言うことはありませんです。はい。

 さてそんなわけで大満足で帰路についた私であったが、何故かふと交差点で足を止めて空を見上げた。
 夏空に飛行機が飛んでいた。そこは品川駅前であった。映画では跡形もなくゴジラに破壊された場所だった。
 現実の町は平和で騒々しい。晴れ渡る東京湾方面の空を見ながら、私は一つ深呼吸した。
 9歳でゴジラ映画を観た私は、劇場を出てどんな気持ちだったのだろう。もう全く全然覚えてはいないけど、多分今と同じような気持ちだったんじゃないのかな。その時も空を見上げたかな・・・。 


 シン・ゴジラは様々な想いが蘇る映画である。


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2016年8月8日月曜日

パワハラ/怒涛のビジネススキル編その10

パワハラ
~咬みつくオーラを発し自分を守れ!

パワハラ=パワーハラスメントは今や誰もが知っている言葉である。しかし比較的新しい言葉なのだそうだ。2001年にコンサルティング会社の人達が作った和製英語とのことである。
セクハラ=セクシャルハラスメントがアメリカ発祥の言葉であるために世界共通用語として誤認しがちだが、日本固有の言葉なのだ。
セクハラという言葉が日本に入って来たのが1980年代半ば、ということで、それまではそんなはっきりした概念がなかったこともあり、結構ひどいオヤジがたくさんいた。
地方に勤務しているまだ20代の頃に、社員の懇親会に出席した東京の偉いオヤジがセクハラっぽい人で、怒った僕がこっそり「胴上げして落とすぞ」と周囲を巻き込んでやっつけたことがあった。
落ちる瞬間に足を持っていた僕が手を放すタイミングがズレて、何と頭から落下してしまいビビった。まぁ畳だったから大事には至らなかったが、オヤジはしばし失神した。その頃も概念は無かったが正義はあったのである。いつの時代も許せないことは許せないのだ。
また、同じ頃に会社の社員旅行に行った。宴会場で場が乱れて来た時、私の上司の課長が女性社員の膝とか太ももの辺りを触り始めた。止めてください、と言おうとした時、隣の課の課長が怒鳴り声を上げた。
「あんた!何してるんだ!止めろぉ!」
その課長は普段は全然目立たない、居るのか居ないのか分からないようなタイプの人だったので正直びっくりした。立派な人だったんだ、と少し感動した。ところが次の言葉には更に驚いた。「触りたいのはあんただけじゃないんだぁ!」
そりゃ確かにそうかもしれないけど・・・。

その後セクハラは男女雇用機会均等法で法令化され、裁判も数多く行われ判例が積み上げられているが、被害者がセクハラと感じるかどうか、ということが一つの判断の基準となっている。
しかし、パワハラは法整備がされているわけではない。混同されやすいのだが、パワハラは被害者がパワハラと感じることで成立するわけではない。暴行や脅迫などは論を待たないが、例えばミスをした部下を「何やってんだ!」と大声で叱りつけたとする。これはパワハラとならない可能性が高い。しかし、「おまえはクズだ!」と人格否定を繰り返せばこれは明らかにパワハラだ。その中間くらいの発言はどうなるのか。何とも微妙である。
逆に最近は、パワハラと言われるのが恐くて部下を叱れない管理職が増えている、ということも企業では問題となっているようだ。

私はこれらのハラスメントの問題は、立場と自分をごちゃごちゃにするヤツがいるのが原因の一つだと考えている。役職等の立場は、一定の期間会社が与えた役割を担っているだけの話である。どんな役職も任期が終わればただの人だ。自分が偉くなったわけではないのだ。
私は幸いほとんどパワハラの被害に遭ってはいない。死にそうなくらい苦しい事件はいろいろあったが、人格否定のような発言をする上司はあまりいなかった。勿論良い会社だった、ということもあるが、私の性格によるところもあるかも知れない。
私は30歳くらいからずっとロックバンドのボーカルをやっていた。一度上司に「もういいかげんにバンドは止めたら」みたいなことを曖昧に言われた時に、「それなら会社を辞めます」とガブッと咬みついたことがある。上司は面食らっただろうが私は本気だった。誰しも、うー、うー、と低く唸っている犬に手を出したりはしない。
それ以来私に、人格否定やプライベートの事を言われたらすぐに咬みつくぞ、というオーラが芽生えた。この「咬みつくオーラ」は自分を守る一つの武器かも知れない。しょっちゅう咬みついてばかりいるのはただの狂犬だが、何となく「こいつを叩いたら咬みつくかも」と思わせることは必要なのではないか。
人間は所詮は動物である。相手が強いか弱いかには本能的に敏感なのだ。
普段は大人しい人もこのオーラを身につければ上司の見方は変わるはずだ。パワハラ上司の性格を変えるのは難しいが、自分を変えることはできるはずだから。


それ、パワハラです 何がアウトで、何がセーフか (光文社新書)
笹山 尚人
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