就活にも最適!かっこいいおすすめの座右の銘は「正々堂々」その理由は?/サラリーマン4コマ漫画劇場㊻


<作画:みやかね・にわとり>


私の座右の銘「正々堂々」の秘密をカミングアウト!何故就活にもおすすめ?!




サラリーマンに座右の銘は必要か?かっこいいおすすめの座右の銘は何?それは「正々堂々」です!その理由を解説するとともに、座右の銘にまつわるエピソードを語ります!何故就活にもおすすめなのかもまるっと分かります(^^)/



(^.^)本日の記事の見出し


👉座右の銘を訊かれることがあるのだ!


👉心に秘めた座右の銘は言えなかったのだ💦


👉自筆で書けと言われたのだ!


👉「正々堂々」の真の意味は?!


👉何故就活にも最適なのか?!


👉まとめ:瓢箪から駒!棚からぼたもち!うそから出たまこと!なのだ!






👉座右の銘を訊かれることがあるのだ!

 座右の銘というのを聞かれることがある。

 勿論そんなことは滅多に無いのだが、例えば社内報的なものに掲載するとか、業界紙に載るとかで担当セクションから依頼があったりしたこともあった。

 お客様との会食などで話題となることも無いとは言えない。
 だから一応は即答できるようにしておく必要があった。


 私は実にいい加減な男である。
 これといったまともな座右の銘はなかった💦

 若い頃の上司が「座右の銘は『常在戦場』である」と言っていたのを、『錠剤1000錠』💦と勘違いし、先輩のYさんに「あの人随分薬ばっか飲むんですねぇ」と言って本気でドツかれたほど無知ですらあった(-_-;)








👉心に秘めた座右の銘は言えなかったのだ💦



 しかし、座右の銘とは言わないまでも心に秘めていた言葉はあった。
 
 それは「宝くじも買わなければ当たらない」という言葉である。
 私は音楽や小説など、若い頃から一発当てることを夢見ていた。
 仕事は、性格的には最も向いていないと思われる営業マンとして毎日厳しいストレスに耐えていたため、逆に創作活動に憧れていた面もあったのだろう。

 時間もない中必死の思いで作り上げて、よし!出来た!とコンテストなどに応募してもだいたい落選する(-_-;)
 するとだんだん挫けて来るのである。

 どうせやっても無駄なのかなぁ、どーせあたしゃ、何をやっても咲かない昭和枯れススキなのよね~( `ー´)ノなどといじけて来てしまい、モチベーションがだだ下がりになるのだ(/ω\)

 そんな時にいつも頭に浮かぶのがこの言葉であった。

「宝くじも買わなければ当たらない」

 そうなのである。
 何もしなければ何も起きはしない。
 やってもダメなことが多いのが人生だが、かと言って待っているだけでは何も始まらないのだ。

 この言葉には随分助けられた。
 くそー、見てやがれ、絶対当ててやっからな!そう思いながらまた新しい曲や作品に向かったのであった。
 しかしである。
 会社の人やお客様から座右の銘を聞かれてこの言葉を言うのはどうなのか。

 とてもサラリーマンの座右の銘とは思えない。
 競艇場に向かうおっさんのような言葉なのである💦
 






👉自筆で書けと言われたのだ!


 ある時社内報の企画で、座右の銘を自筆で書いてください、という私にとってはとんでもなくハードルが高い依頼があった。

 座右の銘だけでも困るのに更に自筆である((+_+))

 私は字が下手だ。
悪筆と言ってもいい。
超悪筆と言っても過言ではないのである💦

 だいたい自筆で座右の銘と言えば毛筆だ。

 子供の頃に悪筆を心配した母が私を書道教室に無理矢理入れたのだが、先生が途中で匙を投げ、「福田君は運動の方が向いてるのかなぁ」などと言い出し、書道教室をクビになった(-_-;)ほど才能がないのだ。

 しかし社内報の依頼を断る訳にはいかないので、書くのが簡単な座右の銘を探してみた。
「一日一生」というのがあった。
これは11画しかない。
簡単である。

 意味も「一日を大切にすることが、一生を大切に生きるのにつながる」となかなか素敵なのだ。

「魑魅魍魎」などは72画もある。

「魑魅魍魎」を1回書く間に、「一日一生」なら7回弱書けるのである。
実に効率的座右の銘なのだ。

 まぁ、魑魅魍魎を座右の銘にする人はいないとは思うけど・・・(;'∀')

 しかし「一日一生」はややビジネス的ではない。
心はかなり動いたが保留とした。

 次に見つけたのが「正々堂々」だ。
 22画である。

「一日一生」の2倍だが「々」が2つも入っていて簡単だ。

「堂」さえなんとか書ければカッコがつく。
しかも前向きで男らしい。

 これで行くか、と考え、念のため語源などを調べてみた。 
まっすぐに堂々とものごとに向かう、という意味かと思っていたのだが、調べてみたらちょっと違っていたのだ(◎_◎;)!








👉「正々堂々」の真の意味は?!


 この言葉は世界最古の兵法書と称される孫子の兵法が語源である。

 元々の言葉は「正々の旗をむかえることなく、堂々の陣を撃つなかれ」というものであり、「大儀を掲げている相手と対立し、陣容が立派な相手の軍隊と戦っても勝つことは難しいので戦いを避けなさい」という意味だった。

 つまり戦いにおいて最も強いのは、正義の旗印の下に集った兵士が高いモチベーションを維持し、それを束ねる指揮官が陣形をしっかり整えることだと言っているのだ。

 これには感銘を受けた。

 当時私も営業の部隊を束ねる立場におり、大義や正義の旗印がいかに大切であるかを考えさせられ、その後の仕事にも大いにプラスとなったのである。






👉何故就活にも最適なのか?!

 就活面接においては相手に良い印象を残す必要がある。
 その為には「グッドサプライズ」が効果的だ。
 相手に(え?!そうなの?)とか、(あ~なるほど、そうだったのね!)みたいな感じを抱かせる「良いこと」を言えれば、ライバルに差を付け高評価に繋がるのであるヽ(^o^)丿
 では何故「正々堂々」が最適なのか?
 それは上に述べたように一般的な認識と真の意味が違っているからである。
 面接官の人に心の中で、(え?!ホントはそーゆー意味だったのね💦)と思わせることが出来れば、さりげなく強いアピールにつながるのだ。

「この言葉を胸に秘め努力を重ね、自分が部隊を纏められる立場になりたいです!」とか何とか上手いことを言えば最高である。

 サラリーマンとしての心構えや覚悟や矜持が凝縮された言葉なのだから、就活でもきっと威力を発揮してくれるのに違いないのだ!






👉まとめ:瓢箪から駒!棚からぼたもち!うそから出たまこと!なのだ!



 自筆がイヤで簡単な座右の銘を探す、というまったくセコく邪まな考えからこのような素晴らしい座右の銘に巡り合うというこの幸運は、まさに「瓢箪から駒」である。

「棚からぼたもち」とも言えるし、「うそから出たまこと」とも言えるのだ。

 その後私の公式な座右の銘が「正々堂々」となったのは言うまでも無い。

 そして結構この座右の銘に助けられたサラリーマン人生だったのである。
やっぱり瓢箪から駒ってホントにあるんですね(;'∀')